専門委員会
プラスチック成形加工学会には、プラスチック成形加工学および境界領域にある技術分野に関する研究の健全な発達と会員に対する成果の還元を期するために、重要な課題について継続的に調査・研究することを目的とする専門委員会が設置されています。それぞれの目的、活動状況は以下の通りです。これらの専門委員会へ参加を希望される方は、それぞれの専門委員会委員長までご連絡下さい。なお、専門委員会の会員資格は本会会員(学生会員・維持会員を含む)です。
- 伸長プロセス専門委員会(平成11年度設置)
一軸あるいは二軸の伸長変形を主体とする成形加工プロセスとして、溶融紡糸、キャストあるいはインフレーションによるフィルム成形、繊維やフィルムの延伸・熱処理、各種のブロー成形などがあげられる。また、発泡成形、真空成形、押出成形においても伸長変形が重要な役割を果たしている。これらの成形加工プロセスでは、伸長粘度、分子鎖の絡み合い、分子配向、網目延伸比、結晶化など、材料物性と構造形成に関わる様々な要因が相互に影響を及ぼしあっている。また、流動変形と塑性変形の二つの異なる変形様式やその中間領域が一つの成形プロセスの中に混在することも少なくない。このような、材料の基礎物性、プロセスダイナミクス構造形成が同じような重みで作用することを特徴とする伸長プロセスに関わる研究者・技術者が一堂に会し、各種成形加工プロセスの中で起こる現象を横断的に眺め、その共通点・相違点を洗い出すことを通じて伸長プロセスのいっそうの理解を図ることを目的として本専門委員会を設立する。
委員長 鞠谷 雄士(東工大)
電話 03-5734-2468、Fax. 03-5734-2876
e-mail: tkikutan@o.cc.titech.ac.jp
- 押出成形専門委員会(平成11年度設置)
押出成形は、プラスチック成形加工法の中でも射出成形とともに中心的な成形法であり、単軸および二軸スクリュ押出機や混練機内での可塑化・溶融、混合・混練、溶融材料のダイ内流動およびダイからの押出し、冷却引取過程と幅広い内容を含み、かつ成形加工法全体の基本となる要素が多く含まれている。また、反応押出やインフレーション成形、共押出、押出コーティングなど、目的に応じた多くのプロセスが存在する。本専門委員会では、押出成形に関連する大学・公的研究機関の研究者および実際の製品の開発・製造に携わる企業の技術者・研究者が、本分野に関する情報交換、専門的研究・技術討論、知識修得等を通じて工学的基盤を築き、国際競争に打ち勝っていくための技術水準のレベルアップを目的とした活動を行う。
委員長 梶原 稔尚(九州大)
電話 092-642-3509、Fax. 092-642-3513
e-mail:
kajiwara@chem-eng.kyushu-u.ac.jp
- 射出成形CAE専門委員会(平成11年度設置)
射出成形CAEソフトは、発売されてから15年以上の月日が経過した。この間、多くの金型メーカ、材料メーカ、成形メーカに種々のソフトが導入され、成形技術向上や金型技術向上などの成果を上げてきた。しかしながら、これらのソフトを十分に使いこなすには、モデリングのノウハウや、材料物性値測定の難しさなど、多くの課題が残っている。これらの課題のうち、社内で解決できるものもあれば、単一のユーザだけでは解決できない大きな課題もある。そのため、近年多くのユーザから、この課題に分担して取り組む組織の発足が望まれている。この組織は、実学に重点をおく本学会が中心となって推進することが最も望ましいと考える。そこで、本専門委員会を設立し、射出成形CAEのユーザ、メーカ、大学により広く委員を募集し、有益な情報交換を行うことにより、適用事例の拡大、さらには業界全体の発展に寄与することを目的とする。
委員長 山部 昌(金沢工大)
電話 076-274-9258、Fax. 076-274-9251
e-mail:
yamabe@neptune.kanazawa-it.ac.jp
- 環境・リサイクル専門委員会(平成12年度設置)
地球環境の保護や省エネルギー問題が種々取り沙汰されている中、循環型社会形成推進基本法が2000年5月に成立し、廃棄物の減量化とリサイクルの一層の推進が要求されている。プラスチック成形加工の業界においても大量の廃棄物が発生しており、廃棄物の減量化と有効な処理方法の確立が急務である。既に精力的に環境・リサイクル問題に取り組んでいる企業も少なくないが、プラスチック成形加工分野の発展には関連業界全体が横断的な情報交換を行い、官、学との緊密な交流のもとに環境・リサイクル問題に取り組む必要がある。そこで、プラスチック成形加工に携わる種々の分野の技術者、研究者が一同に集い、環境に優しいプラスチック成形加工のあり方について議論する場として本専門委員会を設立する。
委員長 木村 照夫(京都工芸繊維大学)
電話075-724-7863、Fax 075-724-7800
e-mail: tkimura@ipc.kit.ac.jp
- 新加工技術専門委員会(平成15年度設置)
近年、”モノつくり”拠点の海外シフトによって製造業空洞化の波が急激に押し寄せ、長引く経済の低迷が、企業の体力と技術開発力を衰退させている。プラスチック成形加工の分野でも、高機能、高品位、高付加価値の実現が声高に叫ばれながら、コストがかかる反面リスクの大きな新成形加工技術の開発は、徐々に縮小される傾向にある。開発力は企業の明日を担う生命線である。それにもかかわらず、世代交代により研究開発の人材は急速に失われ、成功体験を通してしか育たない貴重な”生きた開発研究のセンス”が、次世代に引き継がれることなく衰弱しつつある。こうした中で、新しい技術を生み出す意欲をEncourageする場を本学会の中に求める声が、次第に大きくなってきている。そうした学会内の期待に応えて、伸びようとする若い研究者、技術者が分野を問わず集い、新しい着想や工夫、試みを吸収し、情報交流を通して明日につながる知恵を皆で議論する場として、本専門委員会を設置する。この専門委員会活動を通して、プラスチック成形加工における新技術開発の復権と、開発を志す人材の育成に資することができれば、と期待する。
委員長 横井 秀俊(東大)
電話 03-5452-6181、Fax. 03-5452-6182
e-mail: hiyokoi@iis.u-tokyo.ac.jp
- 射出成形研究委員会(終了)
委員長 西脇 信彦(農工大)
- プラスチックパイプ研究委員会(終了)
委員長 成澤 郁夫(山形大学)
- 伝熱制御技術専門委員会(終了)
委員長 黒崎 晏夫(電通大)
- サンドイッチ成形専門委員会(終了)
委員長 濱田 泰以(京都工繊大)
また、プラスチック成形加工学および境界領域にある技術分野に関する研究の健全な発達を目指す新たな専門委員会の設置を希望する場合は、プラスチック成形加工学会専門委員会規定に基づいて、理事会に設置申請を行うことができます。専門委員会規定ならびに関連書式は、以下のボタンをクリックしてファイル(MS-Wordのファイル)をダウンロードしてご参照下さい。