伸長プロセス専門委員会　第二回公開シンポジウム

　一軸あるいは二軸の伸長変形を主体とする成形プロセスとして、溶融紡糸、フィルム成形、繊維・フィルムの延伸・熱処理、各種ブロー成形などがあげられます。また、発泡成形、真空成形、押出成形においても伸長変形が重要な役割を果たしています。このような、伸長プロセスに関わる研究者・技術者の集い議論と情報交換を行う場として発足した当伸長プロセス専門委員会では、これまで8年間にわたり、委員による話題提供と自由討論を中心に活動を行って参りました。この度、第30回の記念委員会を開催するにあたり、より幅広い視点から伸長プロセスの理解と議論を深めることを目的として、専門委員会委員以外の学会会員、若手研究者・学生の方々にもご参加頂く公開シンポジウムを企画致しました。当シンポジウムでは、伸長プロセスを利用した成形加工に関わる研究・開発の最前線で活躍されている方々から、最先端の事例をご紹介頂くとともに、当専門委員会のこれまでの活動内容の紹介もさせて頂きます。多くの方々のご参加をお待ちしております。

１．開催日：2008年1月14日（月）〜15日（火）

２．場　所：古河電気工業(株) 逗子保養所

住　所：神奈川県逗子市桜山9-1-10
電　話：046-871-20
行き方：JR逗子駅下車、京浜急行バス3番にて、切通下バス停下車、徒歩約1分

３．主　催：プラスチック成形加工学会

４．協　賛（予定）：

高分子学会、日本化学会、化学工学会、SPE日本支部、日本機械学会、精密工学会、日本レオロジー学会、日本塑性加工学会、日本材料学会、日本複合材料学会、マテリアルライフ学会、型技術協会、強化プラスチック協会、日本合成樹脂技術協会、日本ゴム協会、日本プラスチック機械工業会

５．プログラム：

【1月14日】

時　　間	内　　　　　容	講　　師
13:00-14:00	伸長プロセスの現状と今後の課題：活動報告 キーワード：伸長流動、延伸、材料設計、絡み合い、高次構造形成	東京工業大学 　　鞠谷雄士
14:00-15:00	新商品、新規事業創生について -写真フィルムから高機能ポリマーフィルムへの展開- キーワード：高機能フィルム、Below Tg Annealing、光学フィルム、第二の創業、新規事業創生	富士フイルム(株) 　　品川幸雄
15:00-15:20	休　　憩	-
15:20-17:00	伸長プロセスに関わる未解決問題について（数件）	伸長プロセス 　　専門委員会メンバー
17:00-18:00	休　　憩	-
18:00-20:00	懇　親　会	-
20:00-20:40	PET非晶構造と配向化制御 キーワード：二軸配向、PET、易成形、非晶構造	東レ(株) 　　木村将弘
20:40-22:00	フリーディスカッション	-

【1月15日】

時　　間	内　　　　　容	講　　師
09:00-09:40	せん断流動場での高分子の配向結晶化 キーワード：高分子結晶化、せん断流動、量子ビーム解析	京都大学 　　金谷利治
09:40-10:20	時間分解能100マイクロ秒で観察したネック延伸過程での繊維構造形成 キーワード：広角/小角X線散乱、SPring8、繊維温度プロフィール、レーザー延伸	信州大学 　　大越　豊
10:20-11:00	樹脂発泡のメカニズム -可視化映像とその解析- キーワード：Polymer Foaming, Visual Observation, CO2 Foaming, Foam Injection Molding, Extrusion Molding	京都大学 　　大嶋正裕
11:00-11:30	フリーディスカッション	-
11:40	解　　散	-

６．定　員：50名（先着順，定員に達し次第締切）

７．参加費（税込み）：

伸長プロセス専門委員会委員	無料
会員・賛助会員（含協賛学協会員）	15,000円
学生会員	1,000円
非会員	30,000円
学生非会員	3,000円

＊）別途、宿泊費（食費を含む）6,000円を申し受けます（宿泊を原則としております）。