第117回講演会

押出機による溶融混練


 押出機は,プラスチックの成形機の中では多く目にする機会のある機械です.その押出機は,主に二種類以上の樹脂をブレンドする,樹脂とフィラーを混練するための用途と押出ダイにより同一断面形状の製品を作製する用途に用いられています.溶融混練は,金属材料に覆われたスクリュー部内での現象であるため,いろいろな材料を思い通りに混練することは非常に難しいものです.
 本講演では,押出機を用いた溶融混練に焦点を絞り,基礎論や評価方法から最新の技術動向まで扱いました.現在押出機による溶融混練をテーマとしている皆様に,押出機の基礎理論習得または復習しつつ,押出機での混練条件設定,望み通りの混合物や分散状況を得るためのヒントなど日常業務での問題点を解決するためのきっかけになれば幸いです.
 多数の皆様のご参加をお待ちしております.

企画担当委員 安田 健 (東京都立産業技術研究センター)
田上秀一 (福井大)
撰 裕喜 (積水化学)
菊川健治 (日本製鋼所)

1.開催日:2010年4月23日(金)

2.場 所:東京工業大学 百年記念館「フェライト会議室」

東京都目黒区大岡山2-12-1
TEL: 03-5734-3340
行き方:東急目黒線・大井町線「大岡山」駅下車徒歩1分

http://www.libra.titech.ac.jp/cent/

3.主 催:プラスチック成形加工学会

4.協 賛(予定)

高分子学会、日本化学会、化学工学会、SPE日本支部、日本機械学会、精密工学会、日本レオロジー学会、日本塑性加工学会、日本材料学会、日本複合材料学会、マテリアルライフ学会、型技術協会、強化プラスチック協会、日本合成樹脂技術協会、日本ゴム協会、日本プラスチック機械工業会、繊維学会、日本繊維機械学会、自動車技術会、複合材料界面科学研究会

5.プログラム

時  刻 内     容 講  師
10:30-11:45  溶融混練の基礎理論と現状
 キーワード:混合機構,分散混合,分配混合,混合指標,混練評価実験,シミュレーション技術
 九州大学
    梶原 稔尚
11:45-12:00  質疑応答・名刺交換 -
12:00-13:00  昼休み  -
13:00-13:45  二軸混練押出機による混練技術・装置の変遷と今後の動向
 キーワード:二軸押出機,二軸混練機,プラスチック・ゴム,フィラー,分散
 同志社大学
    田中 達也
13:45-14:00  質疑応答・名刺交換 -
14:00-14:45  押出機のスクリュ混練制御とプロセスへの最適化
 キーワード:二軸押出機,二軸混練機,混練スクリュ,分散・分配,CAE
 (株)日本製鋼所
    富山 秀樹
14:45-15:00  質疑応答・名刺交換 -
15:00-15:45  二軸混練機による混練技術とスクリュエレメント選択のポイント
 キーワード:二軸押出機,二軸混練機,分配混合,分散混合,フィラー,ファイバー,ゴム,脱揮,スクリュセグメント
 東芝機械(株)
    小林 昭美
15:45-16:00  質疑応答・名刺交換 -
16:00-16:45  企業における混練プロセスの設計技術
 キーワード:混練装置,動的混合機,静的混合機,熱可塑性樹脂,CAE,工学装置設計,現象把握
 積水化学工業(株)
    菅谷 武久
16:45-17:00  質疑応答・名刺交換 -

6.定 員:60名(先着順、定員に達し次第締め切り)

7.参加費(税込み)

会員・賛助会員 15,000円
学生会員 1,000円
協賛学協会会員 25,000円
非 会 員 30,000円
学生非会員 3,000円

8.申込み方法

 学会誌「成形加工」に綴じ込みの参加申込書をコピーするか、「参加申込書」(PDFファイル)をダウンロードの上、必要事項を記入し下記学会事務局までFAXまたは郵送にてお申し込み下さい。なお、参加費は銀行振込、郵便為替もしくは現金書留でご送金下さい(ご希望の方には請求書をお送りいたします)。なお、PDFファイルを開くにはAdobe社のAcrobat Reader(無料)が必要です。

9.申込み・お問い合わせ先

〒141-0032
東京都品川区大崎5-8-5
グリーンプラザ五反田第2-205号室

社団法人 プラスチック成形加工学会事務局

TEL: 03-5436-3822 FAX: 03-3779-9698
郵便振替口座番号: 00130-7-402104
銀行振込:みずほ銀行 銀座中央支店(125)普通預金 1952925

名義)社団法人プラスチック成形加工学会


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