百年に一度あるかどうかの不況のただ中にあって,プラスチック成形品では材料使用量の一層の低減と更なる高性能化が求められています.材料低減に向けて薄肉化や小型化への要求がますます高まっている中,例えば材料が型内でどのように流れ,その時の圧力や温度がどのような挙動をしているかを把握することによって,成形品に求められる要求を実現させる上での貴重なヒントを得ることが期待されます.またそれら成形時の現象が成形品の外観不良や物性などの品質にどのように影響しているかを十分に理解し,実際の成形に生かしていくことが最も重要になっています.
今回,当分野でご活躍されている東京大学の横井先生に,超高速射出まで包含した流動現象を把握するために重要な可視化・計測技術の基礎の概説と,樹脂可塑化現象,金型内の樹脂流動現象について豊富な画像やデータのご紹介をいただき,これら成形現象の解析について分かり易くご講演いただきます.多くの方のご参加をお待ちしております.
担当企画委員:牛田洋子 (豊田合成)
大槻安彦(プライムポリマー)
西芳夫(ポリプラスチックス)
1.開催日:2009年9月11日(金)
2.場 所:東京大学駒場IIキャンパス 先端科学技術研究センター4号館2階講堂
(会場が変更となりましたのでご注意ください)住所:〒153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1
TEL:(03) 5452-6181(横井研究室)行き方:京王(井の頭線)駒場東大前駅下車 徒歩約7分
3.主 催:プラスチック成形加工学会
4.協 賛(予定):
高分子学会,日本化学会,化学工学会,SPE日本支部,日本機械学会,精密工学会,日本レオロジー学会,日本塑性加工学会,日本材料学会,日本複合材料学会,マテリアルライフ学会,繊維学会,日本繊維機械学会,自動車技術会,型技術協会,強化プラスチック協会,日本合成樹脂技術協会,日本ゴム協会,複合材料界面科学研究会,日本プラスチック機械工業会
5.プログラム:
時 刻 内 容 講 師 10:00-10:40 タイトル:可視化・計測技術総論
キーワード:可視化金型・可視化シリンダ・温度/圧力分布計測・界面現象計測
東京大学
横井秀俊
10:40-11:50 タイトル:金型内成形現象
キーワード:充填現象・ウェルドライン・フローマーク・シルバーストリーク・温度分布・圧力分布
東京大学
横井秀俊
11:50-12:50 昼 休 み
東京大学
横井秀俊
12:50-14:00 タイトル:金型内成形現象
キーワード:3次元流動現象・ランナーバランス・各種成形現象・界面現象・せん断応力分布
- 14:00-15:10 タイトル:超高速射出成形現象
キーワード:超薄肉成形・転写成形・複合成形・離型現象
東京大学
横井秀俊
15:10-15:20 休 憩
東京大学
横井秀俊
15:20-16:10 タイトル:加熱シリンダ内成形現象
キーワード:固体輸送・連続可塑化・計量可塑化
- 16:10-17:10 研究室見学および質疑応答(質問用紙)
キーワード:可視化計測装置
見学引率:横井研究室スタッフ
質疑応答:横井秀俊
17:20-18:30 交流会;希望者のみ.事前申し込みが必要.
(1,000円程度の実費を当日徴収.20名以上の参加希望者が得られた場合に開催)-
6.定 員:50名(先着順、定員に達し次第締め切り)
7.参加費(税込み):
会員・賛助会員(含協賛学協会員) 15,000円 学生会員 1,000円 非 会 員 30,000円 学生非会員 3,000円
8.申込み方法:
学会誌「成形加工」に綴じ込みの参加申込書をコピーするか、「参加申込書」(PDFファイル)をダウンロードの上、必要事項を記入し下記学会事務局までFAXまたは郵送にてお申し込み下さい。なお、参加費は銀行振込、郵便為替もしくは現金書留でご送金下さい(ご希望の方には請求書をお送りいたします)。なお、PDFファイルを開くにはAdobe社のAcrobat Reader(無料)が必要です。
9.申込み・お問い合わせ先:
〒141-0032
東京都品川区大崎5-8-5
グリーンプラザ五反田第2-205号室
社団法人 プラスチック成形加工学会事務局
TEL: 03-5436-3822 FAX: 03-3779-9698
郵便振替口座番号: 00130-7-402104
銀行振込:みずほ銀行 銀座中央支店(125)普通預金 1952925
名義)社団法人プラスチック成形加工学会