【準備の都合上、参加申込みは8月27日(木)で締め切ります】
特定テーマについて,本音でじっくりと議論や意見交換を行おうという趣旨で始めた夏季セミナーも,今年で15回目になります.今回は「これからのCAE技術を考える」をテーマに開催いたします.
プラスチックのCAE技術は,1980年代初頭の黎明期から著しい発展を遂げ,今やプラスチック製品設計,成形加工において必須技術のひとつになっています.しかしながら,今後更なる製品開発,材料開発のツールとして,工業分野への利用を考えた場合,モデリング技術,解析精度,計算時間,材料データ等々,まだまだ解決せねばならない課題が多々あると考えられます.
今回は,従来の解析技術を用いたCAEの現状を把握するとともに,最近脚光をあびている粒子法,動力学法といった新しい解析手法に対する知見を深めることにより,今後のプラスチックCAE技術のブレークスルーに繋がる勉強,討論の場としたいと思います.
現在,100年に一度の経済不況といわれ,非常に厳しい環境下にありますが,ぜひ多くの方々のご参加をお待ちしています.従来と同じように,夜遅くまで本音で語り合いましょう.
担当企画委員:東川芳晃 (住友化学)
横山敦士(京都工芸繊維大学)
亀田隆夫 (三光合成)
増渕雄一 (京都大学)
1.開催日:2009年9月3日(木)13時00分〜4日(金)15時00分
2.場 所:住友化学蓼科クラブ
〒391-0301 長野県茅野市北山蓼科4035-2669
TEL: 0266-67-6860
行き方:12時30分にJR中央本線「茅野」駅改札付近に集合の後,タクシーに分乗して現地に向かいます.
3.主 催:プラスチック成形加工学会
4.協 賛(予定):
高分子学会、日本化学会、化学工学会、SPE 日本支部、日本機械学会、精密工学会、日本レオロジー学会、日本塑性加工学会、日本材料学会、日本複合材料学会、マテリアルライフ学会、型技術協会、強化プラスチック協会、日本合成樹脂技術協会、日本ゴム協会、日本プラスチック機械工業会
5.話題提供者の募集:
本セミナーに参加していただいて,今回のテーマに関する内容にて,話題提供いただける方を募集中です(20分程度).ご応募いただける方は,学会事務局までご連絡ください.申込用紙など必要書類をお送りいたします.
6.定 員:32名(先着順,定員に達し次第締切)
7.参加費(税込み):
正会員・賛助会員(含協賛学協会員) 15,000円 学生会員 1,000円 非会員 30,000円 学生非会員 3,000円 *)宿泊費(食費・懇親会費用,駅からの往復の交通費を含む)13,500円が別途必要です。
夏季セミナーは宿泊を原則としております。
8.申込み及びお問い合わせ先:
【準備の都合上、参加申込みは8月27日(木)で締め切ります】
申込用紙(ダウンロード)に必要事項を記入の上,学会事務局までFAXまたは郵送にてお申し込みください.なお,参加費は銀行振込,郵便振替,現金書留,郵便為替にてご送金下さい.
〒141-0032 東京都品川区大崎5-8-5
グリーンプラザ五反田第2-205号室社団法人 プラスチック成形加工学会事務局
TEL: 03-5436-3822, FAX: 03-3779-9698
郵便振替口座番号:00130-7-402104
銀行振込:みずほ銀行 銀座中央支店(125)普通預金 1952925
名義)社団法人プラスチック成形加工学会
9.プログラム:
【9月3日】
時 刻 区 分 内 容 講 師 12:30 集 合 JR中央線茅野駅改札付近に集合 - 12:35-13:25 移 動 茅野駅から会場へ移動(タクシー利用) - 13:40-14:40 招待講演 粒子法の現状とプラスチック成形加工シミュレーションへの適用について
キーワード:SPH法、樹脂流動解析、樹脂撹拌解析
横浜国立大学
酒井譲
14:40-14:45 休 憩 - - 14:45-16:50
(1回休憩)
話題提供 プラスチック成形分野におけるSPH粒子法の実用化に向けての取り組み
キーワード:CAE、プリ、ポスト
(株)インサイト
三好昭生
未来を切り開くCAE -粒子法とGPGPUで産業界CAEの常識が変わる!かも-
キーワード:MPS法、超高速演算技術、活用事例
プロメテック・ソフトウェア(株)
川上浩
押出成形CAEにおける最近の動向
キーワード:モデリング、粘弾性、最適化
サイバネットシステム(株)
中原裕介
成形現場で有効な押出成形CAE(研究部門と生産部門の橋渡し)
キーワード:データベース、経験則、最適設計
アイ・ティ・エス・ジャパン(株)
朝井雄太郎
CAEと材料物性:いつも同じ物性?
キーワード:流動解析、構造解析、材料非線形
DSMジャパン エンジニアリング プラスチックス(株)
大川浩一
CAE精度向上の試み:流動解析・構造解析の連成ツール
キーワード:射出成形、連成解析、ガラス短繊維強化エンプラ
BASFジャパン(株)
ゼイダム, ハシビ・ディ・マトス16:50-17:00 休 憩 - - 17:00-18:00 招待講演 これからの成形加工CAE技術の展望と期待
キーワード:物性計測、ユーザーインターフェース、計算技術山形大学
小山清人
18:00-18:10 休 憩 - - 18:10-19:40 夕 食 - - 19:45-20:45 話題提供 有限要素法による粘性・粘弾性流体解析
キーワード:ALE法、重合格子、最適化アンシス・ジャパン(株)
富田晋平
(募集中) (募集中) 20:45- 懇親会 - - 【9月4日】
時 刻 区 分 内 容 講 師 07:30-08:50 朝 食 - - 08:50-09:50 招待講演 複雑流体のマイクロ・マクロ流動シミュレーション
キーワード:流動誘起構造、数値流動解析、流動内部構造
大阪大学
山本剛宏
09:50-10:00 休 憩 - - 10:00-12:10
(1回休憩)
話題提供 プラスチック成形CAEの現在と将来
キーワード:精度、機能、限界
東レエンジニアリング(株)
中野亮
樹脂流動解析のパラレルコンピューティングの現状と今後
キーワード:非定常冷却解析、粘弾性解析、マイクロモールディング
(株)セイロジャパン
後藤昌人
型内樹脂収縮により変化する樹脂金型間の熱伝達の扱いと金型温度解析の今後
キーワード:樹脂収縮、離型、金型温度
(株)先端力学シミュレーション研究所
愛智正昭
CAD一体型のプラスチック射出成形解析
キーワード:設計者CAE、設計効率化、多機能樹脂流動解析
(株)テラバイト
根本泰則
部門間協調CAEシステムのプラスチック部品開発への適用について
キーワード:射出成形解析、連成、最適化
(株)電通国際情報サービス
興津美仁
中立面の抽出の革命
キーワード:全自動、シェルモデル、樹脂流動解析
テクノスター
立石勝、三浦一壽
12:10-13:00 昼 食 - - 13:00-14:50
(1回休憩)
話題提供 CAE解析モデルの自動生成システムの実用化と今後の開発計画
キーワード:自動車ボディメッシュ、自動モデリングシステム、オーサーリングシステム
インテグラル・テクノロジー(株)
西浦光一
射出成形品における板厚方向の樹脂流動挙動と物性値分布
キーワード:分子配向、線膨張係数、そり解析
金沢工業大学
瀬戸雅宏
粒子法の実用化に向けた解像度可変技術
キーワード:MPS法、可変解像度、高速化
(株)東芝
田中正幸
射出成形最適化技術の現状と今後
キーワード:遺伝的アルゴリズム、樹脂流動解析、金型設計京都工芸繊維大学
横山敦士
成形加工の分子シミュレーションと今後の展望
キーワード:材料設計、マルチスケール、レオロジー特性京都大学
増渕雄一
15:00 解散 アンケート記入後解散、現地解散
(茅野駅までの移動はタクシーに分乗)- (注意)都合により、話題提供の順序が入れ替わることもございますのでご了承ください。