特別セッション

5つの特別セッションを予定しています.

(セッション名、セッションオーガナイザー、内容)

Ⅰ.地球にやさしい環境調和材料・技術

山内健(新潟大学),内田哲也(岡山大学)、魚津吉弘(三菱ケミカル)、八尾滋(福岡大学)

貧困や飢餓、エネルギー、気候変動などの問題を解決するための持続可能な開発目標(SDGs)を織り込んだアジェンダが、2015年の国連総会にて全会一致で採択されています。このような地球規模の課題に密接に関係する環境調和材料や環境調和に貢献する技術に注目が集まっています。しかしながら、具体的な社会貢献の実現については、まだまだ模索中であるのが現状です。

本セッションでは、環境調和材料や環境調和に貢献する技術について、材料創生、機能特性、成形加工技術、リサイクル技術等を含め多角的な視点で、技術革新の可能性を討論します。バイオベースポリマー、エコマテリアル、バイオミメティック材料の創生から質の高いリサイクル技術に至るまで、環境調和に関する研究報告について、深く議論できる場を提供します。

Ⅱ.最新金型技術が実現する先端射出成形

金藤芳典(三菱電機)、村田泰彦(日本工業大学)、新川真人(岐阜大学)、堤健嗣(ホンダエンジニアリング)

プラスチック射出成形は,溶融樹脂を金型内に流して 形にして固めるプロセスです.樹脂製品に求められる付 加価値や機能性,精度は更に高度化しており,それとと もに金型技術や成形技術も進歩しています.高度なもの づくりには,革新的な金型・成形技術が不可欠であり, 特に「形にする・固める」を担う金型は製品形状や特性 に直結する重要な要素として位置づけられます.

本セッションでは,金型を中心とした要素技術や加工 技術,また,それにより実現される最先端の射出成形プ ロセス,さらに,金型内計測技術に焦点を当て講演を募 集いたします.高度な金型技術に支えられる高付加価値 成形技術を議論する場にしたいと考えております.

Ⅲ.混練技術のさらなる進化

福谷和久(神戸製鋼所),瀧健太郎(金沢大学)、尾原正俊(東芝機械)、小山晃正(旭化成)、千葉高充(積水化学工業)、福澤洋平(日本製鋼所)、松田欣也(三菱ケミカル)

プラスチック成形加工において,”混練”は生産の安定化並びに製品機能発現のための重要なプロセスです.ここでは,単一ポリマーの可塑化から混練の挙動のみでなく,フィラー分散系,ポリマーブレンド・アロイ,脱揮など,マクロからミクロにわたる多岐な現象解明に向け,実験や数値解析による理論的なアプローチが不可欠です.応用面では省エネルギー,リサイクルなどの社会的なニーズに対応していく必要があります.本テーマセッションでは”混練”をキーワードとし,ゴムを含む各種複合系の混練分散技術や,活用されつつあるAI,データ解析による条件の最適化など,技術の進化にむけた幅広い議論を行いたいと考えています.

Ⅳ.プラスチックの信頼性や多様化を図るための「寿命・破壊」の評価技術

本間秀和(KRI)、西村寛之(KRI)

プラスチックの使用実績をベースとして,昨今,家電・ 輸送部門では,部品の更なる軽量化の検討や,安全率を 見直した限界設計が進められております.また,金属が 主体の構造部材へプラスチックの代替化が進んでおり, 新しい使用環境に基づいたプラスチックの信頼性評価が 重要になっています.更に,地球温暖化やマイクロプラ スチック問題などを背景として,長寿命化やリサイクル, リユースの検討も予想されます. 本セッションでは,構造材料,インフラ設備,住宅設 備,限界設計,信頼性をキーワードに,成形加工の観点から,プラスチック材料の使いこなしの技術や寿命に関 連した評価・分析方法について,皆様と議論する場を提供したいと思います.

Ⅳ.進化する長繊維,連続繊維強化複合材料の成形

大谷章夫(京都工芸繊維大学),仲井朝美(岐阜大学),大石正樹(佐藤鉄工所),淺沼伸行(東芝機械)

比剛性,比強度に優れる長繊維,連続繊維強化複合材料の様々な分野における活用が期待される中,高生産性,生産コストの低減,成形自由度の拡大,高機能化等において,成形に対する要求が高まっています.
本セッションでは,ハイサイクル化,ハイブリッド化,二次加工をキーワードとして,長繊維,連続繊維強化複合材料の成形プロセスや成形品の力学的特性に関して,多くの方々からの講演を賜り,今後中心となる複合材料成形についての議論を深めていきたいと考えております.