第118回講演会 医療を支える機能性高分子材料の最前線 -材料開発,成形加工および応用技術-
開催日:2010年6月23日(水)
近年,医療に関連する分野で,プラスチックをはじめとする高分子材料の利用が大きく進展しています.これらはバイオマテリアルあるいは医用材料と総称され,その適用範囲は,生体機能を長期間代行または補助する人工臓器,診断および治療において一時的に生体に接触する装置や器具類,細胞培養用具,生体成分や医薬品類の容器など,広範囲に亘っています.これらの材料は生体成分や医薬品と接触した状態で用いられるため,高度な安全性が要求されます.そのためには,材料そのものが優れた生体適合性を持つと同時に,製品の構造設計と制御も重要であり,成形加工技術が大きく関係します.このような点から,現在では繊維,フィルム,プラスチックなどの高分子材料の医療関連分野への適用例は年々増しており,高分子材料が持つ様々な機能が活かされています.高機能を有する新たな高分子材料の開発が,これからの医療の発展にも大きく貢献していくものと思われます.
本講演会では,医療関連分野における高分子材料およびその成形加工と応用に関する研究開発動向・将来展望について,各界の第一線で活躍されている講師陣を招いて講座を開催します.これからの医療を支える高分子材料関連の技術開発を目指す皆様の積極的なご参加をお待ちしております.
企画担当委員 | 南川慶二(徳島大学),森井亨(湘南工科大学) 狩野武志(三井化学),古市謙次(東洋紡) |
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場 所:タワーホール船堀,2階「桃源」
〒134-0091 東京都江戸川区船堀4-1-1 TEL: 03-5676-2211
都営新宿線船堀駅下車徒歩1分(駅前)
プログラム(表中の括弧内の時刻は質疑応答・名刺交換の時間です)
時 刻 | 内 容 | 講 師 |
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10:00-11:00 (11:00-11:10) |
バイオマテリアルの設計と評価 キーワード:バイオマテリアル,再生医療,生体応答 |
国立循環器病センター 山岡 哲二 |
11:10-12:10 (12:10-12:20) |
再生医療とプラスチック成形加工 キーワード:再生医療,スキャホールド, 表面特性・表面修飾,マイクロ・ナノインプリント |
九州大学 梶原 稔尚 |
12:20-13:20 | 昼 休 み | |
13:20-14:20 (14:20-14:30) |
医用膜の設計と血液接触時の性能 キーワード:膜構造,細孔理論,酸化ストレス |
東洋紡績(株) 大野 仁 |
14:30-15:30 (15:30-15:40) |
血液浄化用医療機器の設計と製造 キーワード:医療,血液浄化器,血液回路 |
日機装(株) 堀 禎憲 |
15:40-16:40 (16:40-16:50) |
生体内分解吸収性高分子材料の臨床応用 キーワード:生体内分解吸収性高分子,ポリグリコール酸, ポリ乳酸,臨床応用,生分解性医療材料 |
京都大学 玄 丞烋 |
主 催:プラスチック成形加工学会
協賛(予定)
化学工学会,型技術協会,強化プラスチック協会,高分子学会,自動車技術会,精密工学会,繊維学会,日本機械学会,日本合成樹脂技術協会,日本ゴム協会,日本材料学会,日本繊維機械学会,日本塑性加工学会,日本複合材料学会,日本プラスチック機械工業会,日本レオロジー学会,複合材料界面科学研究会,マテリアルライフ学会,SPE日本支部
定 員:100名(先着順,定員に達し次第締切)
参加費(税込み)
会員・賛助会員 | 15,000円 | 学生会員 | 1,000円 | 協賛学協会員 | 25,000円 |
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非会員 | 30,000円 | 学生非会員 | 3,000円 | --- | --- |
申込み・お問い合わせ
学会誌「成形加工」に綴じ込みの参加申込書をコピーするか,以下の「参加申込書」をダウンロードの上,必要事項を記入し,下記の学会事務局までFAXまたは郵送にてお申し込み下さい.なお,参加費は銀行振込,郵便為替もしくは現金書留でご送金下さい(ご希望の方には請求書をお送りいたします).なお、PDFファイルを開くにはAdobe社のAdobe Reader(無料)が必要です。
学会事務局
〒141-0032 東京都品川区大崎5-8-5 グリーンプラザ五反田第2-205号室
社団法人プラスチック成形加工学会 事務局
TEL: 03-5436-3822, FAX: 03-3779-9698
郵便振替口座番号:00130-7-402104
銀行振込:みずほ銀行銀座中央支店(125)普通預金1952925
名義)社団法人プラスチック成形加工学会