特別セッション

4つの特別セッションを予定しています.

(セッション名、セッションオーガナイザー、内容)

Ⅰ.射出成形・型内計測、更なる進化へ

金籐 芳典(三菱電機),瀬戸 雅宏(金沢工業大学),龍野 道宏(東京大学),藤井 昌浩(宇部興産)

 プラスチック成形加工では,成形機で樹脂を「溶かして流す」,金型によって「形にする」「固める」 のプロセスを経て製品がつくられます.高度なものづくりや付加価値の高い成形には,革新的な成形機および成形技術や金型内の計測技術によって,樹脂の挙動を定量的かつ正確に把握することが不可欠です.
  本セッションでは,射出成形機を含めた成形技術や金型内の計測・観察技術に焦点を当て,競争力の高い高機能かつ高精度な成形加工を実現するための成形機や計測・観察技術,さらに成形プロセスに関する講演を通して,今後の成形加工技術の発展について議論したいと考えています.多くの方のご講演 ならびにご参加を期待します.

Ⅱ.魅せる!接着・接合

松田 聡(兵庫県立大学),小寺 賢(MORESCO)

 自動車や航空・宇宙分野においては,軽量化と高強度・高剛性化などの相反する性能が必須項目となっており,たとえば樹脂やFRP と金属などとの異種材料を組み合せるマルチマテリアル化が急速に進んでいます.接着・接合強度向上のためには異種材料界面の状態が重要であり,過去2回の接着・接合に 関する特別セッションでは活発な討論が繰り広げられてきました。また、寿命・損傷評価のため接合状態を可視化する技術も求められてきております。3年目を迎える本セッションでは,接着接合界面の観察やセンシングによる可視化技術など「接着・接合を見る,見せる」をキーワードとしてより詳細に 「魅せる」ことで,深く議論する場を提供したいと考えております。接着・接合に関して成果を見てほしいという発表についても歓迎いたします。

Ⅲ.高付加価値を実現するスマートな成形加工

亀田 隆夫(三光合成),瀬戸 雅宏(金沢工業大学)

 CAE を用いた不良現象の事前予測が行われて久しい.本学会においても、射出成形CAE 専門委員会が 20 年にわたって,射出成形におけるCAE の活用方法や適用範囲を広げる取り組みが行われている.また,近年ではIoT やAIをものづくりに活用され始めており,成形加工分野においても高品質化や生産性向上を目的に,その期待が高まっている.
  本セッションでは、射出成形を中心とした成形加工におけるCAE の活用事例およびソフトウエアの今後の展開への取り組み、さらにはものづくりへのIoT やAI の活用などの講演を広く募集し、コンピュータを活用した成形加工の付加価値向上を議論する場にしたいと考えています.多数のご参加,ご講演のお申し込みをお待ちしております.

Ⅳ.構造制御による高分子材料の高性能化

西辻 祥太郎(山形大学),宮田 剣(山形大学)

 高分子材料において,高分子鎖の廃校やポリマーアロイの相分離構造,複合材料におけるフィラーの分 散状態を制御することは高性能化に向けて必要不可欠であります.たとえばポリマーアロイにおいて,押出機のせん断速度や滞留時間の条件を変化させ,相分離構造を制御し,新規高性能高分子材料を生み出しております.また界面の構造を変化させることによる高性能化も達成されております. 本セッションでは,構造制御をキーワードとし,高分子材料の構造制御技術について,深く議論する場を提供したいと考えております.